ライフォミクス統合研究部門の目的
大阪大学が国際的強みを有する分野「計測科学」「生命医科学」の横断的統合より、ゲノム・分子への要素還元論では看過されてきた、生命体総体としての多様性にスポットライトを当て、疾病の制圧ではなく共存を目指す新たな研究分野「ライフォミクス」を創成します。そのため、対象を絞らないで生命総体を捉える「ノンターゲット・ノンバイアス」網羅的計測技術を確立し、ゲノムや分子では規定されない生命総体としての多様性を計測・科学的に理解することを目指します。
大阪大学が国際的強みを有する分野「計測科学」「生命医科学」の横断的統合より、ゲノム・分子への要素還元論では看過されてきた、生命体総体としての多様性にスポットライトを当て、疾病の制圧ではなく共存を目指す新たな研究分野「ライフォミクス」を創成します。そのため、対象を絞らないで生命総体を捉える「ノンターゲット・ノンバイアス」網羅的計測技術を確立し、ゲノムや分子では規定されない生命総体としての多様性を計測・科学的に理解することを目指します。
技術は科学の母、というように、新しい計測科学(工学)は必ず新しいサイエンスを生み出すと思います。阪大は医工連携が盛んですが、その多くは工学技術を臨床医療の現場に応用するという実学的な研究が多かったですが、本部門では、先端計測技術によって、基礎科学の観点でパラダイムシフトをもたらすような課題を推進できればと思っています。従来の、工学―医療連携、ではなく、工学―医学生命科学連携、を真剣に考える場にしたいと思っています。
本当の意味で融合研究を担い、それによってプロモーションを図っていくべきは、若手の世代だと思います。本部門では、融合研究に携わる若手世代を主に支援する枠組みを作りたいと思っています。
本部門での取り組みや、今後得られる成果を積極的に国際的に発信したいと思います。特に、“Life-omics”という用語は世界的にも比較的新しいterminologyのようですので、積極的に用いることで新しいconceptをリードすることが可能になるかもしれません。